こんにちはYukikake(@Yukikake_tw)です。
YouTuber 兼 ブロガーとして活動し始めた僕ですが、現在の主な収入源は医療系のバイトです。
医療系のバイトとか何やってるんだ?っていうお話はまた後日にさせていただいて、今回はそんな僕が大手外資系保険会社の勧誘を受けたお話をします。
外資系の保険会社さんの顧客の中には医療従事者も多いようで、「外資系の保険の勧誘を受けた!」という話はけっこうな頻度で周囲の医療者界隈から聞こえてきます。
そんな中で、底辺ブロガーの僕が友人経由で外資系保険会社の営業を受けてきたのでそのエピソードをお話したいと思います!
「底辺ブロガーに勧誘をかける外資系保険営業マンなんておるんかwww」と最初は思いましたが、どうやら医療従事者として勧誘してきたみたいですね。
医療従事者だから金があると思っているんだろう!
残念だがそんなものはない!
俺は底辺ブロガー!
底辺YouTuberだぁぁぁぁ!!
という気持ちをひた隠しにしながら、必死で勧誘を受けてきたエピソードをご覧ください。
保険選びで迷っている方や現在勧誘を受けている方の参考になれば幸いです!
※この記事はほぼノンフィクションですが、記憶を元に個人的な意見や主観で書かれています。保険の契約等に関しては自己責任でお願いします。
友人医師からの誘い
4月某日、僕の自宅に友人医師が遊びに来ていた時のこと。
最近さ、年金がわりにもなるような保険に入ったんだけどYukikakeって保険とか興味ない?
んー?まぁそろそろ歳も歳だし興味はあるけど全然わからないのよねー。
話聞いてみたらけっこう悪くない話だったから俺も入ったんだけど、Yukikakeもどう?置いとけば増えて返ってくるし投資みたいな感覚でできるんだよー!とりあえず話聞くだけでも良いからさ!
というお話がありました。
こう見えてソーシャルレンディングや暗号通貨投資等の面白い話を積極的に勉強して乗っかりまくっているYukikakeくん。
(保険で投資...そんなまさか...?)
と思いながらもとりあえず話を聞くだけならとホイホイと乗っかってしまうのでした。
とりあえず話だけでも聞いてみようかなー
じゃあ保険屋の友達に連絡先教えておくね!
そんな流れで底辺ブロガーは人生初めての保険の勧誘を受けることになるのでした。
保険会社について下調べ
「はじめまして!ご紹介いただきました〇〇保険のA男と申します。」
ある日そんなLINEが届きました。
とりあえずLINEで会う日程を取り付けるやりとりをしつつ、相手方の生命保険会社の下調べをします。
投資やお金が関わるものはなんでもそうですが、ある程度自身で調べた上で臨まないと簡単に損をしますからね。今回も友人からの紹介とはいえ最低限の下調べはしてから臨もうと思ったわけです。
〇〇保険 評判...検索っと...
そうして調べてみると、出てくるのは大量の保険営業の凄さについての情報...
「鬼クロージングが〜」
「紹介の催促が〜」
「オラオラけいの営業が〜」
どうやらこの会社は営業にめちゃくちゃ力を入れている会社らしい。
そして保険は基本オーダーメイドで、良い商品もあるが割高なものも多々ある。
得られた情報はその程度でした。実際どのような保険を勧められるかもわかりませんし、会う日程までそこまで時間もなかったため、この程度の知識で当日に臨むことに。
とりあえず営業のパワーがものすごいらしいという噂から僕の中ではすでに臨戦態勢に!
「油断したら一瞬でヤられるぞ!」
という考えのもと、しっかりと相手の話を聞きに行くことにしました。
この時点ではネット上の知識だけで
・営業のスキルが凄いらしい
面白そう!そのスキル学びたい!
・担当とずっと付き合っていくので、その相性が大事!
とりあえず信用できる人だと良いなー。
・保険料は割高な傾向にもある
これはプラン次第で自分で調べてみないとなー。 もし割が良さそうな保険だったら契約するのもありだよね。
といったザックリな方針を決めた状態で戦場に向かったのでした。
体育会オラオラ系営業マンA男
お疲れのところありがとうございます。〇〇生命のA男です!
仕事帰りにファミレスで待っていたのはいかにも体育会オラオラ系営業マンのA男さんでした。
(ネットで見た評判通り見た目もくそオラオラ系やん( ゚д゚))
と思いながら着席し、どうしたらよいかわからずとりあえずキョドル僕。
そんな僕にA男は
ドリンクバー頼んでおきました!
と先制攻撃をかましてきます。
(仕事終わりでお腹減ったんだけどなー)
とか思いながらもドリンクを取りに行き、席に戻ります。
するとすかさず挨拶とともに名刺を差し出してきました。
唐突な仕事できるアピール
どうも改めまして〇〇生命のA男です!よろしくお願いします!(名刺を差し出しながら)
よ、よろしくお願いします。
ちなみにこちらの名刺にあるMDRTというのはトップ◯%くらいの人のことで、その中でもCOTというのは◯%くらいの人なんですよ!
名刺に目を落とすとそこにはMDRT、COTの文字が。
トップ◯%と聞く限りどうやら何かすごいものらしい。
なんかよくわからないけど凄そうな資格を持ち出す「よくわからない仕事できるアピール」が始まりました。
とりあえずこの人はCOTというものの会員らしい。
※ちなみにMDRT会員は保険業界の中で売り上げ金額に応じて入会基準が定められているようです。さらに売り上げが上がるとCOT会員、TOT会員とランクが上がっていくようです
MDRTやCOTについて詳しくはわかりませんが、まず割合について話すなら母体をまず言わないとダメだし(この場合社内でなのか業界でなのか etc...)、順位がつけられているならなんの順位なのか(売り上げなのか、顧客満足度なのか etc...)も話さなきゃいけません。
少なくとも保険営業という数々の数値、確率を扱う職業の人がそういった数値の前提をおろそかにしていることにいきなりの衝撃を受けます。
この時点でA男の僕の中での評価はダダ下がり。
お金を動かす投資等は論理的に考えて行わなければなりません。
自慢なのか信用を与えたいのかわかりませんが、その相談を出会い頭で前提をぶっ飛ばした非論理的な流れに持っていく人に任せていいのかいきなり不安を覚えます。
加えて名刺には課長という役職名もついており、会社ではそれなりのポジションにいることが推察されました。
が、僕にとってはその役職が逆効果となります。
「この話の進め方で課長って大丈夫か?」と会社に対する疑惑の念も募ることになってしまいました...
そういうことで、ご友人の方もはじめとして多くのお客様に保険をお任せいただいています!
(どういうことでかわからんけど)そうなんですね!よろしくお願いします!
ダダ漏れの個人情報、さらに募る不信感
ここからまず世間話に入りました。世間話といってもこれも営業の1つなのでしょう。仕事の話を経由して僕の交友関係を中心に話は進みます。
Xさんは僕のお客様で私生活でも仲良くしていただいていてよくゲイバーに一緒に行きますよ!
Yさんとはこないだ女の子と飲んでた時に人が足りなかったので誘わせていただいて◯曜日に飲みに行きました!
Zさんも僕のお客様で今度留学されるみたいですね!
全て僕の友人、知人の話でした。
営業のテクニックとしては「多くの方に信用していただいています。契約だけじゃなく私生活でも仲良くさせていただいていますよ!」というアピールと、社会心理学等で使われる「社会的証明」の効果により周りもみんなやってますよー的な印象を与えたかったんでしょう。
社会的証明(しゃかいてきしょうめい)とは、社会心理学の用語で、個人の意見の妥当性を証明することを指す。 人は、集団の中で自分を支持する意見が全くないと、自己の意見の妥当性に疑問を感じ、意見を取り下げてしまうのが普通である。しかし、自分を支持する意見が1つでもあると、状況が一変する。 例えば、同性愛という状況を考えてみる。周囲が異性愛ばかりだと、自己の性指向に疑問を感じ、自分は異常なのではないかと悩むことになる。しかし、同好の存在を知ることにより、性指向を自己肯定し、ひいてはカミングアウトに至るケースがあるのは、社会的証明のなせる業と言える。wikipediaより引用
ここは人によって意見が別れるかもしれませんが、僕としては「そんな個人的なこと他のお客さんに話しまくっていいの?個人情報の観点ゆるゆる過ぎじゃない?」と考えてしまい、さらに不信感が募る結果に...
それでもなお
(まぁ、保険の内容がよければ...それにもしかしたらちょっと緩い人なだけかもしれないし...)
と思い、引き続き話を聞いていくことにしました。
保険の話はまともであると信じながら...
保険は担当が大事!
Yukikakeさんは〇〇保険ってご存知ですか?
うーん、正直聞いたことはありますが、どういった会社かは全然知らないですね。
そうですよね!当社は他の保険会社と違って広告を出していませんのでそうおっしゃる方がほとんどです。当社の契約は紹介のみのシステムになっているんです。
うちの会社はアメリカに大元がある会社です。システムが日本とは異なるため少し特殊で、広告費等にお金を使わずに社員教育にしっかりとお金を使っているんです。
Yukikakeさんは生保レディーとか聞いたことありませんか?
ありますね。
一般的に保険会社は広告費等にお金をかけて社員教育がしっかり行えていないところが多いんですね。
給料も安く、片手間でやっている主婦の方なども多いんです。
そのため保険の営業自体に知識がない担当者が多く存在しています。
〇〇保険は社員教育がしっかりしているため、一人一人の担当が他の会社とは違ってお客様にしっかりとした知識に基づいた保険のご提案をさせていただけているんです。
ほうほう(確かに知識がある担当がついてくれたら心強いな!)
また、他社では保険営業は多くが途中でやめてしまうため、担当が誰だったのか、どんな契約だったのかわからなくなってしまうことが多いです。
それが〇〇保険では生涯のパートナーとして一人が担当につかせていただきます!今回のYukikake様の場合ですと私ですね!
ほへー。(最初はあまり印象良くなかったけど内容としては悪くない...?案外悪くない担当さんかも...?)
担当とずっと付き合っていくというのはネットの評判通り。
確かに僕自身は現時点で保険の知識とかまるでないですから知識がしっかりとした担当がついてくださって生涯通してアドバイスいただけるのは非常に魅力的です。
一般的に保険の知識が深い人なんてほとんどいないでしょうからその恩恵を享受できる人は多いのではないでしょうか。
ただしそれは信用できる担当者であった場合のみ。僕は現時点でその点でやや懐疑的でした。
また、うちの会社の営業は皆ヘッドハンティングです!僕も元〇〇銀行(大手有名銀行)ですし、僕の上司も〇〇(大手広告代理店)出身なんですよ!
すごいですね!(...で?)
だから一流の担当が一流の知識に基づいてご提案させていただけるわけです!
ほへー(一流企業出身だからって別に保険の知識があるわけじゃないし論理的じゃないよね...やっぱりダメかも...)
ここにきてまた「よくわからない仕事できるアピール」が入りました。
自慢なのか、信用を得たいのかなんなのかよくわかりませんが、投資は論理的思考、情報に基づいて行うものだと思っている僕はさらに担当者への疑惑の念を深めることに...
それでもなお保険の内容がよければ...と引き続き話を聞いていくことにしました。
保険の金額は会社によって変わらない!?目から鱗のお話!
ではそんな当社の保険、どれくらいの金額だと想像されますか?高そうですか?安そうですか?
んー、それだけしっかりサポートしてくれるんなら...高いんじゃないですかね?
と、思いますよね!ところがですね、保険はどの会社でも金額は変わらないんです!
え!?まじすか!?
はい。保険は金融商品なので、国が金額を定めているんですね!なので金額はどの会社で契約しても一緒です!それだったらサポートが手厚いところとそうでないところ、どちらで契約したいと思いますか?
そ、そりゃあ手厚いところですね...(なんかうまいこと流れに乗せられてる...?)
A男さん曰く保険は会社によって金額が変わらないとのこと。それだったら誰だってサポート手厚いところを選ぶはずです!
本当に保険が会社によって変わらないのであればそれは目から鱗のお話!それが聞けただけでも今回のお話は聞いた価値があったようなものです。
さっきまで疑いまくってすみませんでした!
と、土下座はしませんが心の中で軽く謝罪をさせていただき、同時に保険ってちょっと面白そうと興味が出始めます。
加えてこうやって自分で選択させたかのように誘導させるところも上手いですよね。
上手い営業はこういうテクニックを駆使しながら契約を勝ち取っていくんだろうな...とか考えながら
(本当に保険の金額がどこも一緒なのか家帰ったら絶対調べよう)
と心に決めたのでした。
続く...